古典に込められた美の魂を未来につなげる
琳派や伊藤若冲など江戸時代の絵画や、平安から桃山時代の水墨や茶の湯釜などのコレクションを有する私設美術館。大阪の実業家だった細見良が蒐集を始め、その後3代にわたって日本の美術工芸のほぼすべてを網羅するコレクションを築いた。年に数回企画展が開催され、夏の収蔵品展や秋の琳派展が人気。館内は地下2階から地上3階まで吹き抜けになっており、地下にはカフェとミュージアムショップを併設。最上階には細見良の雅号をとった茶室「古香庵」が設けられている。女性に人気のミュージアムショップではオリジナルグッズや和ろうそく、陶器など和の雑貨を販売。茶室の見学とショップ利用は入館料が不要なので気軽に立ち寄れる。