打ち水がされた通り庭、行燈、飛び石……。和の雰囲気でお出迎えしてくれるこのお宿。2012年に全館リニューアルされていて、京都ならではの情緒は残しつつ、清潔感溢れる空間なのもうれしいポイントだ。骨董品の数々が飾られたロビーでは、お抹茶と京菓子のおもてなしを受けながらチェックイン。客室はお香が香る和の空間に随所にモダンなテイストが散りばめられていて、目を楽しませてくれる。大浴場も和テイストで統一されているだけでなく、ジェットバス仕様になっていたりと、京都の持つ歴史と、現代の利便性を兼ね備えている。和洋折衷ならぬ古今折衷を巧みに実現している宿なのだ。