豪商が残した近代京都の名建築
下鴨神社の南、木立に包まれて立つ豪商・三井家の旧邸。「主屋」「玄関棟」「茶室」の3棟からなる。主屋は木屋町三条上ルにあった三井家の「木屋町別邸」を移築、玄関棟を増築して、1925(大正14)年に竣工。戦後は、京都家庭裁判所の所長宿舎として使用された。2011年には重要文化財に指定。2016年10月から一般公開を開始した。建物内ではスタッフによる下鴨別邸についての案内がある。また、主屋内では三井家にまつわる資料も多数展示するとともに、抹茶やコーヒーなどで一服することもできる。かつての豪商の歴史と名建築を堪能してみては。