坂越の海を見守り続ける由緒ある神社
秦河勝、天照皇大神、春日大神を祀る神社。秦河勝は6世紀半ばから7世紀半ばにかけて活動した秦氏出身の豪族で、聖徳太子に大きな影響を与えたといわれる人物。創建時期は不明だが、秦河勝が没した647(大化3)年に地元の民がその霊を祀ったことが始まりとされている。拝殿の両脇にある絵馬堂には40以上の絵馬が掲げられ、日本最古と伝わる約300年前の船絵馬も残る。毎年秋に行われる「坂越の船祭り」は瀬戸内海三大船祭りのひとつとして知られ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。