近現代の工芸作品を所蔵する国立唯一の工芸専門美術館
1977(昭和52)年、東京国立近代美術館の分館として開館した東京国立近代美術館工芸館が、2020年に国立工芸館として石川県金沢市に移転。日本海側で初の国立美術館で、年数回の所蔵作品展や企画展を開催している。建物は国の登録有形文化財で、明治期に建造された「旧陸軍第九師団司令部庁舎」と「旧陸軍金沢偕行社」を移築したもの。外壁や窓枠の色、内装に至るまで建設当時の様子が再現され、レトロモダンな雰囲気が漂う。ミュージアムショップやアートライブラリも併設。